ただのにっき
2005-06-21(火) [長年日記]
■ 「.com」は何の略か
「先端研」はすっかり忘れていて見逃したわけだが。ゆかたんが見たかったのに(はてなじゃなくてそっちかよ)。
で、この記事:
ドットコムのコムは、コンピュータの略だとばかり思っていた記者。焦りつつ「コミュニケーション」「コミュニティ」などと下手な鉄砲を撃つが、全く当たらず。結局答えを聞いてしまった。「コマーシャル」だそうです……。
「カンパニー」だと思ってました _| ̄|○
■ Musical Baton(2)
先日、バトンを受け取るのを拒否したところ、あちこちからリンクされてけっこうなアクセス数である。よっぽど珍しいのだろう。アクセスに飢えているみなさんは、バトンを受け取るより拒否った方がいいですよ(とかいう)。
ま、そりゃそうだよな。15Hopsすれば地球の全人口をカバーするそうだから、ウェブログ人口をカバーするのなんてチョロいもんだ。あとには友だちのいないかわいそうな人たちが残ると。ということは、そろそろ「Musical Batonを回してください」と無差別コメントを書きまくる「バトン乞食」が出現するね(予言)。あと、バトンがもらえないことを苦にして自殺する人も出る。
おれが拒否った理由は、書いたとおり「キモい」からで、主観である。「100の質問」のたぐいにも答えたことないが、そんな風に人にネタを振られて書くなんてまっぴらごめん、そこまでしないと書くことがないならウェブログなんてやめちまえよ、と感じているだけの話である。
チェーンメールと違って同じ人が何度もバトンを受け取ることはない(受け取っても次に渡らない)から、トラフィックの増大が止まらないという危険性もないのはわかっている。でもせっかく(?)TrackBackももらったことだし、もう少し書いてみる。
gekka blogではチェーンメールとMusical Batonの違いを述べているが、残念ながら両者の立脚点が異なるので比較になっていない。チェーンメールには好意も興味もないことを立証しないとね。だが今日び、社会問題にもなりかねないような大規模チェーンメールは、不幸の手紙形式の恐怖ドリブンのものではなく、「地震予知」や「献血のお願い」のような人の好意につけこむものばかりだ。当然、伝播先の選択基準も「あの人にこの情報を教えてあげたい」という好意ベースになる。だから、メールにしろバトンにしろ、「次」の選択基準に違いなんてないのである。だから、「不幸の手紙と違うから」という理由でMusical Batonを肯定する人は、巧妙なチェーンメールにはひっかかる恐れがある(笑)。
じゃあ逆に、Musical Batonが「伝播目的でない」という証明をしてもいいはずだが、起源もよくわからないらしく、これも困難だろう。どこかのサイトで見かけたが、マーケティング実験だという説もあるそうで、だったらモロに「伝播目的」だしね。途中に挟まった単なる中継者たちにどんな思惑があろうと関係なく。
というわけで、ネットワーク負荷という点においてチェーンメールとは異なるが、背景にある心理なんかはあんまり変わらないとおれは感じる。だから主観的に「キモい」。ノれない。そういうこと。