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ただのにっき

2005-05-09(月) [長年日記]

ximapd(13)

連休中は止めておくとか言ってたくせに、すっかり忘れて稼動しっぱなしであった(笑)。でもちゃんと動いてたよ! すばらしい。

今朝アップデートした最新版では、削除が出来るようになっていた。紛れ込んでしまった目障りなspamを削除できるようになって嬉しい。どうしたことか、職場で育てたbsfilterはイマイチ精度が悪くて、取りこぼしが多いんだよね。再教育しようかなぁ。

三分割法(2)

つづきどーんとやってみようからのツッコミに愕然とする。

鳥坂センパイの言がヘンな方向に偏りすぎており、たわばセンパイの言は基本に偏りすぎているんだそうだ。

「あ〜る」連載当時からゴカイし続けていたおれって……。じゃあ、写真シロートのおれとしては、たわば先輩に従えばいいのだなぁ。まずは逆光を手なずけるところからはじめよう。

tDiaryのUTF-8対応

なんか古い日記にTrackBackが来てるなぁ……と思ったら、絵文録ことのはからであった。4/1に書いた開発指針は、「最初の3、4つ以外はぜんぶ嘘」と書いてあるように、最初の3、4つはやるつもりである。UTF-8化は筆頭にあるように、実現の方向に向けてtDiary-develで検討も始めているし、2.1系開発項目でもトップに入れてある。Unicode原理主義のみなさんは安心してよろしい(笑)。

おれがUTF-8を使ってこなかったのは、単に閲覧環境がまだ整ってないと考えていたからだ。「面倒だから」なんてレベルの低い理由ではないのだよ。世の中、IEとFirefoxとSafariだけで成り立っていると思ったら大間違いで、おれが愛用しているw3mもオフィシャル版がUTF-8対応したのはけっこう最近のことだし、ブラウザの最大派閥である携帯電話のことも忘れてはいけない。さらに、アンテナや検索エンジンのbotだってサポートしなくてはならない大事なUserAgentなのだ。それらのほとんどがUTF-8を解釈できるようにならなければ、コンテンツをUTF-8で構成する意義はない。特に上記のうち、携帯はまだ怪しい状況にある上に、tDiaryは携帯対応がウリなのだ。

さらに(常識的に考えて)、多国語を表示したいと希望するユーザは、実際たいして多くはない。自国語だけ、加えて英語が出れば十分な人がほとんどである。特に自国語をきちんと表示できないかも知れないリスクをとってまで多国語表示をサポートするなど、ユーザ無視もいいところだ。従来の文字コード(EUC-JPやShift_JIS)とUnicodeの間での自動認識・自動変換が完璧でない以上、このリスクは常にある。Rubyの場合、まだ変換ライブラリの決定版というべきものがないらしく、tDiaryの開発でも最初にネックになるのはそこだと考えられている(←というのはまだ自分でトライしてないから伝聞でしか書けないからなんだけどさ)。

さらに言えば、Unicode採用でm17nができたと言って喜ぶのも甘い。一番面倒なのは、そのあとにくるl10nである。tDiaryだって現在、日本語、英語、繁体字中国語の三ヶ国語の言語リソースを持っているが、コードベースをUTF-8に変えたからって、これが自動的に増えるわけじゃないのだ。おれが面倒を見られるのは日本語と英語くらいで、他のリソースは別の開発者を見つけなきゃならないし、「言語リソースは(あなた好みのコードじゃなく)UTF-8で書いてくれ」と言ったとたんにその門戸がいきなり狭くなるのは間違いないのである。

一言でUnicode対応つったって、いろいろ大変なのよ。まだまだリスクが多いんだから。簡単に言ってくれるなかれ。

#TrackBackしようと思ったけど、Timeoutしちゃってぜんぜんダメだなぁ。まぁ、ココを読んでるみたいだからいいか(笑)。