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ただのにっき

2005-04-19(火) [長年日記]

ソフトウェアの匠(ゆきひろ, まつもと)

こんなタイトルの本を作るなら「本の匠」に登場願いたいところだが、そうはいかなかったようだ。コンテンツは悪くないのに、本の作りがどうしようもない。

なんと言ってもタイトルが悪い。「ソフトウェアの匠」という語から連想するのは、ずばり「ハッカー」だろう。でも、確実にハッカーと呼べそうなのは、まつもとさんと高林さん、あとはBIOSの人くらい? オープンソースや特許の話から「匠」というイメージは抱けない。キーボードの話なんて完璧に「ハードウェアの匠」やんけ!

それから紙質。こんなに厚くて質の悪い紙を使ったら、厚くてめくりづらい本ができるのはあたりまえじゃないか。ページを繰るたびにげんなりするようじゃ、どんなに内容がよくてもダメだよ。アスキーの256倍シリーズより安っぽいのに2500円は高すぎる。

というわけで、中身の話にたどり着けないので割愛(ってをい)。冒頭の二人の話はネットでしょっちゅう読んでいるので、復習程度。中ほどでシステムやらアーキテクチャを語っている二人は、巻末で対談もしているが、書いてることと言ってることが違うと思った。対談では「土俵を変えて勝負しないと」とか言っていながら、書いてることは現在の主要技術の全面肯定もいいところで、これじゃ「普通のやつらの上を行」くのは無理だよな。BIOS、キーボード、検索の話は面白かったし、特許の話も知らないことがかなりあった。ほら、内容はいいんだよ、内容はね(少なくとも半分くらいは)。

Tags: book

次期主力戦闘機で悩む(4)

R1100Sは最新の方がいいですよというツッコミをもらう。そりゃそーでしょーけど、新車を買って外装変えたら、なんぼかかると思ってるの!(笑) ちなみに書き忘れていたけど、今回の予算はポッキリ100万です(肝心なことを書き忘れんなよ)。まぁ、100万で中古のR1100Sを探すのが難しいのはわかってるけどね……。

あとね、新型だから「改善されてる」とは言い切れないし(R1200STの方向性は一概に善といえるかどうか)、BMWの場合、国産車に比べて型オチでもそんなにがっかりしない傾向がある(R1100RSの初期型に乗っていたおれが言うんだから間違いない)。バイクのように趣味性の高いモノの場合、古いほうがいい場合って珍しくないしね。

……というわけでここ数日、中央高速を北上している自分の姿を白昼夢に見てしまうのだが(たぶん目的地は臼田と野辺山[笑])、またぐらの下でうなっているのは、ちょっとカフェっぽくカスタムされたビッグシングルのイメージだったりするんだよなぁ。SRかぁ。所有バイクがカブとSRなんて、どう考えても好きモノじゃないか。

Yamaha: SR file 6(-)

いかん。こんな本まで買っちゃって、いかんいかん。