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ただのにっき

2005-03-16(水) [長年日記]

coLinux(?): Courier-IMAPがおかしい

職場の遅っい個人用Linuxサーバをやめて、Windowsマシン内のcoLinuxに環境を移した。速くて快適。毎月のWindows Updateのたびに、一緒にrebootしなきゃならなくなったけど……。

ただ、謎の問題が出て困っている。個人宛のメールを受け取るメールサーバもこの中に構築しているんだが、Courier-IMAPがまともに動かなくなってしまった。「[ALERT] STATUS failed」とか「Unable to open this mailbox」とか言われてしまう。パーミッションかと思ったが、~/Maildirに怪しいところはない。そもそも、ためしにmaildirmakeコマンドで空のMaildirを作っても同じなんだから、そういう問題じゃないだろう。さらに、/var/log/mail.errには「Error reading ACLs for INBOX: No such file or directory」なんて実に怪しげなエラーまで。あるっつーの。なんだよACLって。

Becky!の代わりにThunderbirdでアクセスしても同じなので、クライアントのせいじゃなさそう。でも前のサーバと同じDebian Sargeなんだけどなぁ。つーか、自宅だってSargeでちゃんと使えてるのに。

仕事の合間に調査してるので、ちっともはかどらん。よけいに悩ましいのは、使えるときもある、ってこと。使えないときとの違いがわからない。理屈から言って、coLinux固有の問題とは思えないし(coLinuxのkernelに問題があるという可能性はあるが)。わけわか。

フリーソフトウェア・プロジェクトへの参加

リンク先は反応リンク集。なお、以下の文章は、元のOkujiさんの文章の文脈、つまりIT系企業への就職を希望する学生が「プログラマとして」フリーソフトウェアに関わるかどうかという限定された話である。「ドキュメントを書く」とか「ウェブサイトの運営を手伝う」とか、それ以外の(これもまた重要な)活動のことはちょっと脇にどけておく。

静観していようと思ったんだけど、ちょうど読み始めた『ハッカーと画家』にちょっと近い話が出ていたので引用すると(p.30):

プログラマを面接するとき、私たちが一番に知りたかったのは、応募者が余暇にどんなプログラムを書いているかということだった。何かに愛がなければ、それを本当にうまくやることはできないし、ハッキングに愛があれば、いずれ自分のプロジェクトを立ち上げずにおれないからだ。

いいね、Paul。「愛」って言葉が入ってるところが、特にいい(笑)。

Okujiさんが最初にすべき質問はこっちじゃないだろうか。これに「Yes」と答えれば、配点50。少なくとも愛はある。「No」なら即座にお引取り願っていいと思う。そんなヤツと席を並べる必要はない。「フリーソフトウェア・プロジェクトに参加していますか」という質問はその次だろう。その内容に応じて、さらに0〜50点、加点すればよい。

「何かを作りたい」という内なる衝動を、プログラムに昇華させるのにたいしたハードルはないけれど、打ち込んでしまえばどこまでも深くのめりこめる。それをフリーソフトウェアにするかどうかとは、まったく無関係だ。そしてこれは、採用に値するハッカーの第一条件だ。

しかし、プロジェクトに参加する……となると、すでに内側にいる人間にはわからないくらいたいそうなハードルがある。なによりまず、愛を注ぐだけの対象に出会わなくてはならない。これは大変なことですよ。プロジェクトの数は、異性に比べたらはるかに少ないですからな! さらには、他人と関わりあいながら作品を作り上げるプロセスに参加しなくてはならない。ちょっとシャイな人間なら(まだ学生なら少なくないと思うよ)、ぞっとするほど困難な要請だろう。

というわけでやはり、「フリーソフトウェア・プロジェクトに参加していますか」は、いきなりするには厳しすぎる質問だと思う。

RuBBS

なんか、けっこう困っている人がいるということを知ってしまったので、もはやシカトするわけにもいかず(笑)、とりあえずspc.gr.jp上の掲示板は復活させますた。

tdiary.net上のヤツはなんかまだ微調整が必要だ。テーマも合わせなきゃいけないし。