ただのにっき
2004-12-20(月) [長年日記]
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万物理論 (創元SF文庫)(グレッグ・イーガン)
最近、軽い本ばかり読んでいたので、なかなか読み進められなかったよ。何日かかったんだろう。解説ではイヤになるくらいネタばれに気を使っているんだけど、ネタばれしても面白さは変わらないんじゃないのかな……けど、いちおう以下、ネタばれに微注意。
イーガンって、うぶだよね。うぶで悪けりゃピュアでもいい。人間原理って、初めて出会ったときは、理性的には「そりゃトンデモだろ〜」って思うんだけど、情緒的にはちょっと信じてみたい気持ちになる。そういう「ピュアなロマン」の部分を、そのままド派手に膨らましたのが本書だ。かつて人間原理を知ったばかりの頃の自分に重ね合わせると、その思考過程が楽しめる。
ま、たとえその本筋が楽しめなくても、長編3本分、短編10本分くらいのネタのブチ込み具合だけで、お腹いっぱいになるほど楽しいんだけど。個人的には、ソフトウェアの製品名がいちいち太字になってるのが、なぜか一番ツボだった。
■ フィルタ(結城浩の日記)
こんなのはどうだろう。紹介するリンクは一日に3サイトだけ。それぞれには、一行のサマリと一行のコメントがついている。サマリはリンク先の要約であり、コメントというのはそのページに対する紹介者の意見。
3サイトと言わず、ここはやはり厳選した1サイトに絞って。
さらにツッコミ/TrackBackも受け付けるが、ただし常に一番面白いのだけを厳選して公開する←そしていらぬ軋轢を生む←いいことなし。
■ ONLY Amiga
これがどんなものかは説明しないが、当時、おれがAmigaを持っていなかったのは確かである。つーか、生涯ただの一度もAmigaなんて所有したことはない。オペレートしたことがあったかどうかすら記憶が怪しい。
付属していたはずのフロッピーはないし、記事の内容にも歴史的な価値しかないけど、捨てるのは忍びないなぁ。どうしよう。