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ただのにっき

2004-05-04(火) [長年日記]

Movie: CASSHERN

『KILL BILL Vol.2』に行くはずだったんだけどかみさんがパスしたので、一人で出かけてこっちを見てきた。いわゆる「怖いもの見たさ」ってヤツ?

ちなみにおれ、アニメの『キャシャーン』は見た覚えがない。竜の子好きだし、世代的には見ていても不思議はないんだが、記憶にないんだよな。例によってなぜか主題歌は唄えるんだけど(笑)、アレンジが「アニメタル・マラソン」だし(おかげで『破裏拳ポリマー』にシームレスにつながってしまうという)。というわけで、オリジナルに対する思い入れはない。

で、まずほめる。この表現はアリだと思った。背景は常にCGで描かれた書き割りでリアリティがまったくない印象。画面全体にまんべんなく手が入っているのもその印象を強化する。レトロフューチャーというか、スチームパンクというか、そういう方向性を表現するために、CGをリアルな方向に使わないで、こうやってどんどん嘘っぽさを強調するのはいい。いまどき、リアルなCG見せられても引くしかないしね。

それから、戦闘シーンはいいな。特にキャシャーン誕生後のロボット軍団との戦闘はカッコイイ。ピンと来るものがあるよなぁと思ったら、エンドクレジットで「バトルシーンコンテ 樋口真嗣」と出ていた。納得だ!

あとはダメ(ばっさり)。ストーリーも設定もつじつまが合わなくてぐちゃぐちゃだ。反戦映画かと思うほどメッセージ性が強いんだけど、このストーリーに乗せるのは無理がある。正直言って、脚本と演出が稚拙すぎ。この監督に、映画を撮るだけの技能はまだない。

とは言え、映像は楽しめたので、おれ的にはよかったよ、うん。「映画」として期待しすぎなければいいんじゃないでしょーかー。

IRCに復帰

クライアントをWindowsにしてから入れてなかったIRCクライアントを入れて、ンヶ月ぶりにirc.tdiary.netに復帰した。リリース前だし。