2004-04-16(金) [長年日記]
■ A9.com
Amazonが始めた検索サービス(解説記事: ITmedia、検索の鉄人)。
どうも、週末にリアルワールドで鼻血が出るほど興奮したせいか、ネットの世界に無感動な今日この頃。こんな調子で次のTech総研の〆切は大丈夫でしょうか……。このA9も、各所で絶賛されているけど、どこがいいのかよくわからない。
最初、Amazonのアカウントがあれば使えるということで、サインインしようとしたけどできなくて、何度も試したあとでamazon.co.jpじゃなくてamazon.comのことだと気がついた。で、アカウント作ってみたけど、「Book Results」はAmazon本体より情報量が少ないし、「Search History」だって今日びのブラウザは内蔵してる機能だし。Alexaからの情報だって、こんなのが嬉しいのはマニアだけでは……。あと、勝手にフィルタリングされるのも気にくわないし、JavaScriptがないと機能に制限があるし、ToolbarはIE専用だし!
GoogleとAmazonのWebサービスを両方活用した面白いサービス……と言えば、身近なところではblogmapが思い浮かぶけど、A9にはあれに勝る興奮はないなぁ。J9は好きだけどな(意味不明)。おれは何かを見落としているんだろうか。まぁ、現時点では面白くないけど、いつ化けるかわからんとは思うが。
■ tdiary2rss.cgi
わはは、よくやる……というか、さすが。
これって、tDiaryのテンプレートが固定だからできる技なんだろうなぁ。output_rdf.rbの出力が気に入らない人は、これを使ってみるといいかも。
■ w3m 0.5
sargeのw3mがいつのまにか0.5(?)になっていて、単体でUTF-8も表示できるようになったようだ。わーい、やっと人並みに!
しかし、tDiaryのナビゲーションに使っている矢印「<<」が「?」に化けるようになってしまった。うーん、やっぱ、「«」って使っちゃいけなかった?
■ いわゆる「自己責任論」について
人質解放前に書かれた、江川紹子のエッセイ。
生きてる人と死んじゃった人で、態度がコロっと変わってしまうのは日本人なら(人間なら?)珍しくないことなので、雲仙普賢岳の件を引き合いに出すのはフェアじゃないかも。でもまぁ、本人たちの弁明があるまで、責任論を云々するのは避けるべきだというのには、おおむね賛同する。
今回、家族が批判の矢面に立たされてしまったのは、カメラの前での彼らの態度があまりに見苦しかったからだろうなぁ、と思う。おれもうんざりだったし。イラク人の心は揺さぶったようだけど……。
もちろん、大事な家族を人質に取られたら取り乱すのは仕方のないことだから、彼らは責められる対象ではない。彼らがあそこまで支離滅裂になってしまったのは結局、人質になった3人が、家族に対する説明責任を果たしていなかったからじゃないか。これは本人たちの弁明を聞くまでもなく、家族のアリサマを見ればわかる。
いまイラクに乗り込むということに関する「自己責任」ってぇのは、「死んじゃうかも知れない」と覚悟を決めることではない。自分の属する社会に対してそう伝え、いっしょに覚悟を共有してもらうことだ。社会たっていろいろあるが、自分の生死にもっとも関心を抱いてくれる最小単位の社会である「家族」にさえ、彼らは覚悟を共有してもらっていなかった。結果として家族をあそこまで悲しませてしまった。これはもう、無責任と言ってもいいんじゃないか?
なんにせよ、考え得る最善の形で人質が戻ってきたのは喜ばしいことであった。彼らは、性懲りもなくまた行くつもりでいるみたいだけど、今度はちゃんと家族と話し合ってもらいたいものだ。
オプションの「エンティティをASCIIの代替表現で表す」をYESにすればいいと思います。
おぉ、直った! ありがとうございます。
それにしても相変わらず、わかりにくいアイテム名だなぁ……