ただのにっき
2004-04-06(火) [長年日記]
■ tDiary: クローバーテーマ
結城さんのWiki風掲示板(?)のような声のかけら。に、クローバー版が登場。「声のかけら。」自体もRandomNoteと同じく、Wikiから派生したツールとして面白いんだけど、それにしてもクローバーは息の長いテーマだ。
誕生はほぼ2年前。例によって単色の色使い(センスがないのでたくさんの色を使えないのである)。h1要素の背景を、うまくずらして配置したのがウケたのだろうが、他には何も特別なテクニックを使っているわけでもない。まぁ、季節感はある。
tDiaryテーマ互換のシステムやサイトを作るとき、最近でこそ1.5系のdefaultが使われることが多くなったけど、以前はまずクローバーをテストに使われることがほとんどだった。今でもあちこちの(tDiary以外の)サイトで見かける。
1.5系にはたしか、機械的に移植されただけなので、ツッコミのフォームとかに不具合らしきものが見えなくもない。ここまで愛されちゃってるんだから、少し手を入れるかねぇ。
■ 5.1ジーコ解任運動賛同BLOG用トラックバック
TrackBackの使い方バリエーションのひとつ。TrackBackが十分に普及すれば「反応リンク集」の代わりになる、と以前から指摘されていたものが、そろそろ一般化してきたというわけだ。もっとも、TrackBackを送る側がリンク集へのリンクをはっていないことも多いので、まだまだTrackBackに対する認識は甘いねぇ。
それはそれとして、本題の趣旨にも賛同するので、TrackBackしておこう。さすがに集会には行かないと思うけど。もっとも以前も書いたように、責めるべき相手はジーコではない。しょせん監督一年生である。あまりいじめないように。批判の対象は協会であるべきだ。
ところで後任にオシムなんて報道も出ているが。でもなー、オシムはないんじゃないの。そりゃ、現時点では理想的な人だけど。
■ SFM 2004-05: コニー・ウィリス特集
『最後のウィネベーゴ』、各賞総なめということで期待していたんだけど、イマイチ。やっぱおれ、ウィリスは合わないのかも。たしかに、犬と暮らした人にとっては叙情的で涙腺の緩む話ではあるが、それだけというか、SFマガジンに掲載する意味はあるのか。普通小説としてはいいけどSOWが皆無なので、(ショボいガジェットの描写を差し引いても)おれにとってのSFではない。読みづらいだけの実験的な手法を、技法と称してありがたがる気質も持ち合わせていないので、とても傑作とは言いがたい。
『白亜紀後期にて』はもっとわけがわからん。というかこれって、つまらないアメリカンジョークを薄めて短編にしただけじゃ……。
もっとも、インタビューは悪くなかった。ウィリスのウェブログが日本語で読めたら、アンテナに入れると思う。