ただのにっき
2004-03-24(水) [長年日記]
■ Wiki: 「小人さん」(2)
うわぁぁん、なんでこんな勘違いをするんだよぅ。「Wikiの……」という文脈で登場する「小人さん」は、もちろん
- 貧乏な靴屋のために、毎晩こっそり靴を作ってくれたりする小人さん
と同じ種類の想像上の生物である。もっともこの日記の読者は世代のせいか、
- 役所で居眠りしている間に、代わりに計算仕事をしてくれたり(しかも計算間違いをする)
- バイクを代わりに運転してくれる小人さん
のことを思い浮かべる人が多いようだが(→今なら文庫で買えます:-)、出自は同じである。他の解釈があろうはずがない。ちなみにおれにも、
- 会議中になぞのメモを取ってくれたり
- 高速道路で200mほど運転を代わってくれたり
という経験が(バキ)。閑話休題。
で、「ツインピークス」で謎のダンスを踊ったり(古い例え)、機内で大きなPowerBookを広げたりする人(新しい例え)を指す表現と、上記における想像上の生物を、同じ言葉だからといって混同し、一緒くたに禁止ワード化する思考停止の放送局や出版社が実在することが、検索するとわかるよと言っているだけの話である。
なんでこんな自明の話をくどくど説明せにゃならんのだ! と腹を立てるのは最近忙しくて心に余裕がないせいなんだろうな……今日もむちゃくちゃ忙しそうだし。ここは落ち着いて、結城さんのツッコミによって、ちゃんとまともな出版社が存在することを知りえたことを感謝しよう。少なくともソフトバンクとインプレスはOK(笑)。『あ〜る』が出続けているということは、小学館も。たぶん、微妙な位置にある言葉なんだろう。
ということで、もちろんおれは、気にせず使いますが。