ただのにっき
2003-11-14(金) [長年日記]
■ tDiary: 1.5.6(2)
いかんいかん、またtagを打ち忘れていた……。
■ tDiary: 1.5.6(3)
なかださんの、あの怒涛のパッチ・パワーは、こういうセリフから窺い知ることができるのである。
conflictもエラーもなんもなし。つまらん(何が)。
おれなんて、cvs upでconflictがでるとイヤ〜な気持ちになるもんな。
ちなみにtDiaryのanon cvsは昨日の時点ではまだ1.5.6になってないようなので、1.5.5.20031110になっちゃった人は少し日を置いてから再度cvs upするとよろしいようで。第二が1.5.6になったようなので、anon cvsも追いついたかな?
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M.G.H.―楽園の鏡像(三雲 岳斗)
積ん読解消なのでやや古いが。
出だしから数10ページは、ほぼ時代背景の説明のためにあるようなシーンが続く。地の文だけでなく、登場人物のセリフも妙に説明調。おまけに出てくる人物は、不必要なまでに画数の多い変わった名前の持ち主ばかり。こ、これは、絶滅したと思っていた古き悪しき日本SFですか!?
最近の日本人SF作家は小説技法も向上しているので、こういう80年代風の作品は少なくなったと思っていたんだが、まだまだあるんだなぁ。「日本SF新人賞受賞作」ということでちょっと期待してたんだけど、残念。もっと現代的なのが読みたかった。それとも、主人公の2人のじゃれ合いが「現代的」なんだろうか……?
(以下ネタバレ)いちおう推理モノなんだけど、トリックもちょっと怪しげ。最初の凶器のアルミ板がそんなにまっすぐ飛ぶとは思えないし、二番目のトリックだって、なんで室内が3気圧になっても被害者は気づかないのか。あと、章トビラに出てくるステーションのCG。安っぽいCADソフトで描いたような素人臭いシロモノ。もうちょっときれいに書き直せなかったのか。
というわけで、SFとしてもミステリとしても、中途半端で目新しさはない。つーか、「新人」のくせに古くさすぎ。