ただのにっき
2003-03-22(土) [長年日記]
■ まったり
御殿場の茶目湯殿でまったりしてきた。といっても、今までで最高に混んでいたけど。有名になっちゃったのかなぁ。
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趣都の誕生 萌える都市アキハバラ(森川 嘉一郎)
かみさんが仕事がらみで買ってきた本が置いてあるのを、ふと手に取ったら面白かった……というパターンが少なくない。これもそんな一冊。
アキバが今のようなキャラクタグッズの街に変貌した理由を、さまざまな視点から分析していくという趣向。ディズニーがとことん清浄化したアニメに「汚し」を入れたのが日本のアニメ絵だとか、建築の権威の失墜が個の街を生み出したとか、なかなか面白い。シブヤとアキバの街並みの対比は笑える。
ちょっと気になったのは、少女マンガの存在が考察からすっぽり抜けている点。あと、やたらと建築方面からのアプローチが多いなぁ……と思ったら、筆者は建築関係の人だった。なるほど。
でも、20年アキバに通っていて思うのは、オーディオ→パソコン→キャラクタグッズと対象は移り変わってきたけど、けっきょく最初からオタクの街だよなぁ、ということなんだが。ただ、オーディオもパソコンもコモディティになったことで(アキバでは)衰退したけど、キャラクタグッズはコモディティ化するとは思えない点かな。アキバの未来はどっちだ。