ただのにっき
2002-12-23(月) [長年日記]
■ 天皇誕生日
なので、夫婦でプレゼントを交換したり、ケーキをホールで買ってきたりした。
そういえばsuzuneにもらった9年モノのドイツワインを開けたけど、琥珀色になっていておどろいたぞ。味も落ち着いて、貴腐ワインのよう。うまかった。
■ lm_sensors
さて、piccoloの温度監視のために、lm_sensorsを入れる。公式サイトは現在応答がないのでリンクしないけど、検索すればいくらでも設定例が見つかるであろう。ちなみにAsumiではRPMがあるので、「mph-get install lm_sensors
」でインストールできる。最後の「s」を忘れずに(←経験者)。
さて、入れただけではダメで、メッセージ沿って設定をしなくてはいけない。まずはsensors-detectを実行。いろいろ質問されるが、piccoloの場合は全部Enterでいけた(と思う。相変わらずまじめに英語を読まないヤツ)。最後に出てくるメッセージだけ重要。
To load everything that is needed, add this to some /etc/rc* file: #----cut here---- # I2C adapter drivers modprobe i2c-isa # I2C chip drivers modprobe w83781d #----cut here---- To make the sensors modules behave correctly, add these lines to either /etc/modules.conf or /etc/conf.modules: #----cut here---- # I2C module options alias char-major-89 i2c-dev #----cut here----
最初のは/etc/rc.local
の最後に追加すればいいだろう。最後のはKondaraではmodules.conf
。
さらにRPMに/dev/i2c-mkdev.sh
を実行しろと言われるので、素直に実行した後、rc.local
に追加した2つのmodprobeを実行すると、やっとsensors
コマンドが使えるようになった。
# sensors w83627hf-isa-0290 Adapter: ISA adapter Algorithm: ISA algorithm VCore 1: +1.37 V (min = +1.21 V, max = +1.48 V) VCore 2: +1.39 V (min = +1.21 V, max = +1.48 V) +3.3V: +3.26 V (min = +2.97 V, max = +3.63 V) +5V: +4.89 V (min = +4.50 V, max = +5.48 V) +12V: +11.86 V (min = +10.79 V, max = +13.11 V) -12V: -11.72 V (min = -13.21 V, max = -10.90 V) -5V: -4.16 V (min = -5.51 V, max = -4.51 V) V5SB: +5.48 V (min = +4.50 V, max = +5.48 V) ALARM VBat: +3.36 V (min = +2.70 V, max = +3.29 V) fan1: 0 RPM (min = 3000 RPM, div = 2) fan2: 0 RPM (min = 3000 RPM, div = 2) fan3: 0 RPM (min = 3000 RPM, div = 2) temp1: +80 (limit = +60, hysteresis = +50) sensor = thermistor temp2: +40.5 (limit = +60, hysteresis = +50) sensor = PII/Celeron diode temp3: +208.0 (limit = +60, hysteresis = +50) sensor = thermistor vid: +1.35 V alarms: Chassis intrusion detection beep_enable: Sound alarm disabled
CPUファンは付けていないので、fan1〜3がゼロなのはOK。temp1と3はM/B上の温度らしいけど、値が変だなぁ。で、temp2が肝心のCPU温度だろう。C3だけどPII/Celeron扱いなんだな。
■ piccolo(7)
さて、では実験だ。ruby -e 'loop{}'
なんて感じでCPUを食いまくるスクリプトを流して、随時温度を監視する。
まったく負荷のかかっていない状態では約摂氏40度。それが、CPU 100%の状態を続けると、ほんの数分で60とか70度まであがってしまう。で、スクリプトの実行を止めると、徐々に温度が下がって、10分くらいで元に戻る。
ちなみに夕べから筐体のシリコンゴム(?)の足をはずして、ミドルタワーマシンの上にじか置きしてあるので、熱はそこから逃げる。巨大なヒートシンクみたいなもんだな(笑)。おかげでpiccoloの本体は、触れる程度の温度になっている。
問題はこれがどれほどのものか、だよな。公開Webサーバとして運用するにはあまりに過敏だというのはわかるが、sshを開けておくくらいならたいした問題はあるまい。冬なら。
しかし、夏にもファンレスで運用するのは心もとなさすぎるだろう。現在はケースに付属のヒートシンク+ファンからファンだけ取り除いた状態で運用しているので、上には1cmくらいの空間がある。これをいっぱいに使える大きさのヒートシンクを買ってくればマシになるだろうか?
小型ファンレスマシンの道は遠い。でも、ディスクのアクセス音しかしないっつーのは、実にいい。なんとか運用までこぎつけるぞ。
■ piccolo(8)
そうそう、IEEE1394(またの名をFireWire、もしくはi.Link)が付いているので、常時稼働しておくとiPodの充電用にACコンセントを消費しなくていいというメリットがあることを発見。
あとはLinuxからiPodへデータを送れるようになれば、さらにWindowsともお別れだ。うしし。