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ただのにっき

2002-11-20(水) [長年日記]

今日のなんでMovableTypeやねん

わははは、よーやる。

負けてはいられないので(?)、例の極秘プロジェクトを早く発表しなくては。って、別に秘密でもなんでもなく、すでにCVS上にはあるのだが。

この「Blogkit」、ようするにtDiaryのblog的運用方法で公開したノウハウを集めたものだ。各種設定やレイアウト指定をしたtdiary.confと、Last-Modified表示やRecent Entiries等を実現する各種プラグイン、そしてセクションアンカーを排して似非サマリ表示を行うblogio.rbをおさめてある。あと、おまけにそれっぽいテーマもね。これらをインストール済みのtDiaryの適切なディレクトリにコピーすると、それだけであら不思議。まるでMovableTypeのようになる……というシカケ。

あとはドキュメントを書くだけで公開できるレベルにはなっているのだが(←最大の難関)。

Blogkit

おれが何かアクションを起こすと、2chに必ず「tDiary必死だな」みたいなコメントが載るのは面白いな。なんにでも対立を持ち込まずにいられない人というのはいるものだ。まぁ、賢者と愚者が同じ土俵に居続ける点が2chの魅力なわけだが。

別にMovableTypeをライバル視してるとか、そういうのはないんだけどな。東大の若造くんにも興味はないし、「うんさんくさい」を「hate」と超訳しちゃう人への興味もすでに失せた。いまあるのはblogツールの特性への(プログラマとしての)興味だけだ。

こないだはツールとしてblogと日記の違いを考えたが、こんどは共通点を考えてみよう。

まずこれらは、「コミュニケーション・ツール」である。コメントを付けられる日記システムも多い。blogもそう(らしい)。コメントが付けられなくても、少なくとも段落アンカーを生成する日記システムはリンクされることを意識しているからコミュニケーションが前提であり、単なる日記ではない。コメントが付けられて、リンクも可能という点からは、閉じた世界だが関心空間も仲間だろう。

さらに、「コンテンツ・マネージメント・システム(CMS)」である。CMSつーとXOOPSみたいな大がかりなものが思い浮かんでしまうが、見栄えと中身を別にして、記事を時系列に管理したり、検索できたり、ジャンル別に仕分けしたり……なんて機能は十分にCMS的だ。この観点ではWikiWikiも仲間に入るだろう。

結局、「読者とのコミュニケーションを重視して」「コンテンツ管理を楽にしたい」というニーズがあった場合に、blogツールや日記ツールはどちらも選択肢になるということだ。おれは今、準備中のも含めてtDiaryベースのサイトを6つ管理してるけど(多すぎ……)、そもそも人はそんなにいくつも日記を持つ必要はない。ということはこのAsumi日記以外はみんなトピック主体のニュースサイトみたいなものってことで、記事単位で管理できるblogのスタイルは(日記よりも)汎用性が高くて使いやすいということになる。

専用のblogツールを入れるという選択肢もあるけど、同じ記述形式が使えて、Rubyで拡張できて、ソースの隅から隅まで知ってるtDiaryを使う方がはるかに楽だ。……というわけで、Blogkitなのである。

つーか、こんなもん書いてる暇があったらBlogkitのドキュメントを書け……