ただのにっき
2002-07-01(月) 7727歩 [長年日記]
■ Kondara Project解散
解散です。しばらく前から不穏な空気が漂っていたので、心の準備はできていたのだが(おれとしては勘が鋭い方)。DFとの関係でAsumiのリリースがややこしいことになったりして、何らかの抜本的な措置が必要だろうと思っていたので、前向きにとらえたい。
Linuxディストリビューションを選ぶときに、開発パワーと安定性で抜きん出ているDebianとか、日本語環境では他の追従を許さないVineとか、技術的側面でチョイスするのは当然として、「キャラが好き」とか「ノリがいい」みたいなエモーショナルな理由を付け加えられることが多かったKondaraは特異な存在だったと思う。日常的に使うOSに、こういう理由があるというのはとても重要だ(MacOSがそうであるように)。もちろん、安定性を犠牲にしない「先っぽ感」は絶妙なバランス感覚の上に成り立っているし、しっかりしたパッケージング・ポリシーがあってこそ。
名前は捨てられても、そういう「魂」の部分がMomonga Linuxに転生するというのであれば、これからも使い続けたい。というかむしろ、DFのくびきから逃れて、かつての(ちょっと荒っぽい)ノリを取り戻してくれればうれしい限りである。Project Diaryも相変わらずtDiaryだしさ。
おそらく登録が殺到しているのであろうusers/devel MLに「まだ準備中だから云々……」と、ちょっと慌てたメールが流れたりするあたりに微笑ましさを感じつつ(笑)、うちの日記の次の名称がなんになるのか誰か教えてくれぃ(笑)。
■ ナベでごはん(2)
キャンプの食事って、環境が特殊だからたいていは何食ってもうまく感じるんじゃないかと思うんだよねぇ。おれ、「いままで食べた食事で一番うまかったのは?」って聞かれたら、中学生の時にボーイスカウトのキャンプで食ったなんの変哲もないアジの開きが思い浮かんでしまうのだよな、いまだに。そんなはずないのに。それにしてもフォエーブスとは懐かしいものを。きたも年齢詐称してるのか?
昨日書いたのは、判断のポイントがデジタルで、誰も失敗しない方法であるところがミソ。プログラマ向けと言ってもよい(笑)。
従来メシ炊きのコツとして伝授されて来た「始めちょろちょろ中パッパ、じゅうじゅういったら火を引いて、赤子泣いても蓋取るな」というのは、どこまでが「始め」なのかわからない、「じゅうじゅう」のタイミングに幅がありすぎる、いつ蓋をあけていいのか不明(笑)という問題がある。しかも最近は「じゅうじゅういったら火を引いて」がすっぽり抜けて伝承されてたりして、これでは火を止めるタイミングもわからないという。
「沸騰したら」という点を境に火力を強火から弱火にして、「10分はかって」火を消す。これならぜったい間違えようがない。米は沸騰した状態で10分たてば炊けるので、途中で火加減を調節する必要はない。10分で消せばいいなら、「音が変わったら」とか「蒸気が出なくなったら」のようなアナログで経験が必要な判断基準も不要。
だとすると、10分後にちょうど水分がなくなるようにするのが次のポイントで、これが「米と同量の水をきちんと量る」になる。1.2倍という伝承もあるが、最近の米は保管がよくて水分を多く含んでいるので同量でいい。覚えやすいし。
■ コードネーム
Kotoneって、次期Kondaraのコードネームでは……。Momonga 1.0にも引き継がれるとは思えぬ(というか新しいコードネームに期待[笑])。
tDiaryにコードネームつけるなら、好みのこま犬がいる神社の名前とか、Quakeのモンスターの名前とか、カブの型番とか(←コードネームの意味なし)、思いっきり趣味に走らせてもらうが(笑)。