2001-09-24(月) 14568歩 [長年日記]
■ エコラン
4時起床、5時出発。うがー、眠いっ。しかし、おかげで渋滞にはまることなくすいすいと常磐道水戸ICまでたどり着く。でもこっからサーキットまでさらに30分なのだ。
8時にパドックに入ると、スギヤマさんたちもちょうど夕べの宿からパドック入りしたところだった。市販二輪車を使うクラスIは、今年からレギュレーションが厳しくなって(正確に言うとレギュレーションの適用が厳しくなって)、昨日はけっこう苦労したらしい。このクラスは1リッターで3000kmも走るマジ部門に比べて1/10しか走らないこともあって、従来はかなりのお目こぼしが期待できて、いろいろ面白い改造が見られたのだ。
事前通知もなく突然こういうことをするのはおかしいと、大会委員長にまで掛け合って、少しゆるくしてもらったもよう。それでもとても市販車ベースには見えないほど改造されていた例年の上位チームは棄権となってしまい、辛うじてノーマルのカブに見えなくもないスギヤマチームにはがぜん好成績のチャンスが出る。
とは言ってものんびりしたレースなのでかなり暇。2台のマシンを出場させてスギヤマ夫妻がそれぞれ運転した去年と違い、今年は奥さんのミナトさんだけが出るので、マネージャ兼メカニックのスギヤマさんもかなり楽だ。今年のマシンは大きな改造もせずに熟成をしただけなので、トラブルも少ない。
というわけで会場のあちこちを見て回る。今年の白眉は「発電機のエンジンで電気を起こし、その電気でモーターを駆動する」というハイブリッド系マシンがあったこと。ついに出たか!! でも、坂が多くて回生が使える鈴鹿と違い、フラットなもてぎではそんなにいい成績は出ないとのこと。でも革新的だ。今後の注目株。
で、結果はというと、2位に100km以上も差をつけてぶっちぎりの優勝!! わー、まさか優勝するとは〜。上位チームがいないということで素直に喜べないものの、すげーもんはすげーぜ。つーか、なんで去年の成績から一気に100kmも伸びたんだ……? スギヤマさんによると、大きな改造はノーマルのエアクリーナーに戻しただけとのこと。うーむ、さすが純正品、侮りがたし。
表彰式を待たずに軽く(ジュースで)祝杯を上げて、帰路につく。常磐道20km、首都高11kmの渋滞の中、延々と擦り抜け地獄。死んだ……ばた。