ただのにっき
2000-04-25(火) [長年日記]
■ RubyEB
で(?)、RAAを眺めていたら、RubyEBなんてのがあって腰を抜かす。い、いつのまに……。もちろん、以前マイペディアのところで出てきた、電子ブックを扱うライブラリ「EB」を、Rubyからいじるための拡張モジュールである。ruby-listでも活躍されているにゃすさんの作。ふふふ。なんだ、これがあれば無敵じゃん(謎)。ありがたく使わせていただくっす。
今日のところは拡張モジュールのビルドまでやろう。ruby-eb10.tar.gz
を持ってきて、適当なディレクトリに展開。Rubyの拡張モジュールにはたいていextconf.rb
というスクリプトが付いていて、これを実行するとMakefile
を作ってくれる。で、できたMakefile
でおもむろにmake
。……eb/eb.h
がないと言われる。むむ。これは本体であるEBのヘッダであろう。うちには実行ファイルのRPMだけを入れてるしな。開発セットも入れねばならん。
コンダラのスナップショットを見たらアップデートされていたので、eb-2.3.7-1k2.i586.rpm
とeb-devel-2.3.7-1k2.i586.rpm
をゲット、インストールする。今日は最初から-Uvh
で入れたぞ(笑)。そして、もっぺんmake
する。eb.so
ができたら、make install
してもいいけど、ファイルは1つだし、Rubyも1.4.4からsite_ruby
の場所が変わったみたいだし、ってことで、手動で/usr/lib/ruby/site_ruby/1.4/i586-linux/
に移動する。
さて、付属のtest.rb
をちょっといじって動作確認をしてみよう。13行目にb.bind("/cdrom")
ってのがあるので、/cdrom
の部分を適当なEBが入っているディレクトリに変えてみる。うちは和英辞典EDICTが入っている/usr/local/share/eb/edict
を指定。test.rb
を実行すると、「じしょ」という言葉と「ちしき」という言葉の英訳がずらずらと表示される。やったぁ。
そういえば、mypaedia-fpw、1.0.1になってますな。あまりうちの環境には関係なさそうな感じだけど……とりあえずゲットしておこう(笑)。