ただのにっき
2000-03-31(金) [長年日記]
■ 会社に行くと体調が悪くなるっつーのはアレですかね、出社拒否症?(笑) なんか能率悪くていかんわ。花粉症かも知れん。
■ マイペディア
さて、マイペディアのことを書いたら、コンダラーズの姐御ことはにびさんからメールをいただいてしまって光栄しごく。おれの一歩前に同じネタを書かれていて、これがまぁ、わかりやすいこと。マイペディアを手に入れたけどまだインストールしてないコンダラな人は、こんなとこで日記読んでないであっちを読むべきだぜ(笑)。
冗談はさておき、こっちはまだKondara 1.0なので、いろいろと余計にやることがある。すでに今日、フライングで1.1を売ってる店があったらしいから、新しく買う人は1.1を入れてから辞書引き環境を作った方が楽かも。おれはアップデートパック(と携帯ストラップ♪)待ちだけど。何はともあれ、辞書を引いて読むためのソフトを入手しなきゃいけない。今日の参考サイトは以下。
■ さて、何を使うか。Xemacs+lookupというのはメジャーなようだ。エディタのくせにグラフィックスも出るから、普通ならこれをチョイスすべきだな。でも、おれは『Linuxでemacsを使わずにどこまでやれるか』にチャレンジ中(笑)なので、この選択肢は最初からペケ。あとはndtpd+bookviewか、Kebookってとこだけど、今回は前者を使うことにした。理由はまず、クライアント/サーバーの方がかっこいいこと(バカ)。いや、まじめな話、家庭内LANのどこからでも使えるようにしておきたいし。あと、KDE向けに書かれたKebookはQtライブラリをアップデートしないといけないけど、Kondaraを1.1にする前にこういうコアなものを更新するのは避けておきたいというのが理由。まぁ、大丈夫だろうけど、大きな入れ替えは1.1にするのと一緒にしたいわけさ。
まずは辞書引きサーバーであるndtpd
を入れよう。Kondaraのサイトから、最新を入手する。必要なファイルはeb-2.3.6-2k2.i586.rpm
とndtpd-2.3.6-1k1.i586.rpm
。依存関係にあるのでまとめてインストールする。/etc/services
への追加や、/etc/rc.d/init.d/ndtpd
の設定はこれで済むので、あとは/usr/doc/ndtpd-2.3.6/ndtpd.conf.sample
を/etc/ndtpd.conf
にコピーして、自分の環境に合わせて書き換える。笠原さんのページあるマニュアルは非常に親切なので、必ず読むべし。
その前に、せっかく作ったデータを適当なところに置かないと。freepwing
で作ったEPWING形式のパッケージ(〜.tar.gzのもの)を、今回は/usr/local/share/eb
の下に展開した。せっかく複数の辞書を引けるんだから、他に英和と和英も入れよう。電子辞書オープンラボには、いろいろな電子辞書の情報がある。その中から、EDICT(和英)とgene95(英和)をGET。EDICTはEPWING形式になっていたので展開するだけ。gene95はマイペディアと同じように元データから生成する必要がある。fpwmake
を実行するのにjcode.pl
が必要なので、Webをあさって適当なのを拾ってくる(CGIを紹介してるサイトならたいていある)。これでパッケージを作れば、他の辞書と同じように扱える。これら3つを、/etc/ndtpd.conf
に書き込んで設定は完了。/etc/rc.d/init.d/ndtpd start
で起動させる。
次はクライアントのBookViewのインストール。これはRPMになってないので(つーか、探してないな。きっとどっかにあるでしょう)、ソースを持ってきてconfigure
〜make
〜make install
のおなじみの手順でインストール。/usr/local/bin/bookview
になる。使い方は簡単で、実行してサーバー名を指定するだけ。そのサーバーが管理してる辞書は勝手にリストアップしてくれる。こんな感じ。著作権の問題がクリアじゃないので、引いてる様子は見せられないけど、いやー、電子百科事典ってのは面白いわ。時間を忘れるね。問題は、イメージなどのマルチメディアデータが出ないことだな。いや、出せるのかも知れないけどよくわからない。Xemacsでは出るのに、なんか悔しい(もっとも、あんまし必要ないんだけどね、メディアデータは……)。あとは、日本語入力がときどき変になるのと、VJEの(あるはずのない)ステータスウィンドウがポップアップして邪魔。これはTkのせいかも。
しかしなんだ。ハイパーリンクはあるわ、メディアは埋め込めるわ、どうみてもWWWと同種のインタフェースだろ。なんでCGI版のクライアントがないのよ。まんまCGIにしたら、リクエストのたびに辞書のopen/closeが発生して不経済だっていうなら、Apache用にmod作ってもいいわけだ(もちろんServletでもいい)。そうすれば、使い慣れたインタフェース(Webブラウザ)で、しかもマルチプラットフォームで電子辞書を利用できる。誰かやらんかねぇ……って、「おまえがやれ」の世界だな、こりゃ。でも、ndtpのMLアーカイブを流し読みしてみると、プロトコルの仕様があんまり明確になってないみたいだなぁ。元になったdserver
からも拡張されてるくさいし。ううむ。ちゃんとRFCにしてくれれば……(笑)。