ただのにっき
2000-03-24(金) [長年日記]
■ Kondara 1.1
やっと復活。はー、やれやれ。メールの読み書きとか、日常的な作業はできてたけど、新しいことは何一つできなくて、かなりストレス溜まったぜ。気がつけばもうすぐKondaraも1.1が出ちゃうしね(ftpではまさに今日、1.1がfixしたみたいだし)。まぁ、ISDNとはいえダイヤルアップなおれは、パッケージが届くのを待つしかないのだけれど。アップグレードには携帯ストラップも付くようだし:-)
■ Courier-IMAP 0.30
まずはCourier-IMAPが0.30にバージョンアップしているので、これをGET。いつのまにかバイナリパッケージがなくなってしまったらしい。ただし簡単にRPMを作れるようなので、やってみよう。書かれている通りにrpm
コマンドを実行(ちょっとファイル名が間違ってるけど):
$ rpm -ta courier-imap-0.30.tar.gz
■ これはダメー。なぜなら/usr/src/redhat
にはrootしか書き込めないから。rootになってやり直したら、こんどはconfigure
が通らない。Courier-IMAPのページによれば、どうもrootにはビルドできないようにしたらしい。じゃあどうしたらえーの。
が、コンダラ引きなら、一般ユーザにもRPMを作れることを知っているはず。マニュアルに書いてあるからね。~/.rpmmacros
ファイルに%_topdir /home/sho/src/rpm
と書いて、~/src/rpm
の配下に/usr/src/redhat
配下と同じディレクトリを作っておくだけでいい。これで無事、courier-imap-0.30-1.i386.rpm
ができた。あとはrpm -Uvh
でインストールして、/etc/rc.d/init.d/courier-imap start
とすればアップデート完了。でも何が変わったのかよくわからず(笑)。Netscape向けのworkaroundが入ってるって書いてあるけど、もしかすると普通にビルドするだけではダメなのかも。暇を見て作り直してみよう。
■ SGmail 3.17
次。SGmailが3.17になって、ついにマニュアルがついた!(笑) インストールして読んでみると、いかに知らないことが多かったかがわかる。アドレス帳の作り方がやっとわかったもんなぁ。この、特定のメールボックスに入れた特定のSubjectのファイルをアドレス帳やテンプレートに使うというのはいいアイデアだなぁ。これならどの環境からアクセスしても、同じものが使えるもんね。というわけで、とりあえずアドレス帳を整備。あとはテンプレートを作らねば。メールを読むのはNetscapeの方がいいけど、書くのはSGmailの方がやりやすいから。ところでメーラーといえば、Windows界におけるメーラーの最高峰Becky!が、version 2のβテストをはじめたんだけど、ついにIMAP4に対応した。職場ではWindows上でBecky!を使っているので、これを導入してみた。うーん、さすがBecky!、使いやすい。この操作性をLinux上で実現できたらなぁ。
■ Ruby-Qt
さらに次。ついに、QtをRubyから使う拡張モジュールが出た。KDE使いとしては、今までRubyからはTkとGtk+しか扱えなくて悲しかったんだけど(って、何も作ってないくせに何を言うか)、これでやっと、やる気になるね。拡張モジュールの作り方は簡単なので、さっそく入れてみる。ruby-listではQtのバージョンや日本語化パッチの影響でうまくビルドできない人もいるようだけど、Kondara 1.0のKDEなら何の問題もなかった。とりあえずサンプルやチュートリアルを実行してみて、どんな感じかチェック。「/usr/X11/lib/X11/rgb.txt
が見つからない」というメッセージを出すアプリがいくつかあるんだけど、これは誰のせいかなぁ。/usr/X11R6/lib/X11/rgb.txt
があったので、シンボリックリンクを張ってごまかした。いずれ真相がわかるであろう。なんにせよ、嬉しい♪
■ jvim
本日の最後。Blend RPM Projectというのをメールで教えてもらって(ありがたや〜)、jvim
のRPMを拾って来る。src RPMなので、まずは展開:
$ rpm -ivh jvim-3.0_1.5b-zz2.src.rpm
■ これでソース一式とSPECS/jvim.spec
ができるので、SPECS
で:
$ rpm -bb jvim.spec
■ これでバイナリパッケージができる……はずなんだけど、なんかcannaのヘッダが必要だとか言って来て、ビルドに失敗。うーん、cannaは使わないし、そもそもコンソールで日本語入力する気はないんだわ。こういう時はどこをいじればいいのかな。Makefileをいじってもダメだし、そもそものパッチをいじるべきか。SOURCES/zz.patch
というのがvim日本語化パッチと別の、このRPMのためのパッチらしい。vimはconfigure
でなく、Makefileを修正して環境に合わせるものなので、このパッチが必要なわけだ。このパッチの中で、日本語入力ライブラリを指定している部分を削除して、再チャレンジ。こんどは成功♪
できあがったRPMS/i386/jvim-3.0_1.5b-zz2.i386.rpm
(ホントはパッチを書き換えたからSPECファイルも書き換えるべきなんだけど、個人利用だからいいか)を、rpm -ivh
でいれ、以前、手動で入れたヤツを削除して完了。Blendには他にもよさげなパッケージがいろいろあるので、後日試してみるつもり。