ただのにっき
1999-12-07(火) [長年日記]
■ automount
今日はautomount
に挑戦。まず、CD-ROMからautofs-3.1.3-9.i586.rpm
をインストール。これは順調。これでいきなりできるのかなー、と思ったけど、rpmを入れるために手動でmount
しちゃってるんだから、意味ないね……ってことで、rebootしてみる。なんか入れたらrebootなんて、Windowsみたい(笑)。もちろんそんな必要はないのだが、試してみたいのが人の常ってことで。が、/mnt/cdrom
の中身が自動的に見えるようにはなっていない。ps
で何かいるかどうかを見てみるけど、autofs
もautomount
も見当たらない。やっぱ、デーモンとしてちゃんと動くように設定してやる必要があるわけね。でもそのやり方を知らないんだよ、初心者は。
で、泥縄ながら、Webで適当に検索して方法を探す。いわゆるLinuxのHOWTO文書がいっぱいひっかかるけど、デーモンの起動のさせ方なんて当然であるかのように書いてない。automount
の動作原理のようなものはわかったけど。個人のメモのようなものを見つけて、それを参考にする。なるほど、わかった。
- デーモンの起動は
/etc/rc.d/init.d/autofs
を使ってできる。 - 起動時にデーモンが起動しているようにするには、
linuxconf
を使って対話式に設定することができるらしい。
■ で、このあたりを変更して再度rebootしてみたら、おお、/mnt/cdrom
にアクセスするだけで中身が見られるぞ。これでいい。うむ。でも、参考にした文書には/misc/cd
でアクセスできるみたいなことが書いてあって、これもちょっと悩むんだよなぁ。どうなってるんだろう、これ。まいっか? いやいや、60秒たってもぜんぜんumount
されてる気配がないやんけ。あんましいいとは思えんぞ、これ。ううむ。要調査。
■ ftp
それから、このマシンにftp
ができないことに気がついた。/etc/inet.conf
のコメントはtelnetd
と一緒に外したんだけど。不思議に思ってin.ftpd
を探してみたら、なんと、入ってない(笑)。そーか、Workstationでインストールをすると、入らないのね。ftpd
が必要なのはServerだけというポリシーなわけか? そうとは思えないんだけどな、ふん。CD-ROMをあさると有名なwu-ftpd
があったのでそれをインストールして、無事ftp
が使えるようになった。めでたし。そういえばsamba
も入れないと不便なんだけど。これはあとまわしでいいや。
■ メール
さて、そろそろメール環境を考えないといけない。KDEを使う以上、お手軽なのはkmail
を使うことだ。他のアプリとの連携を考えると、何かと便利になる可能性はある。でも、実はちょっと考えがあって、IMAPを導入したいのである。LANを構築してある自宅内にはいろんな環境があって、それらのマシンから単一のメールボックスを覗けるようにしたいからだ。しかもOSはすべてがLinuxなわけではない。かみさんのマシンやモバイル用のLet's Note miniはまだしばらくWindowsで使い続けるだろう。
となると選択肢は、telnet
で入って使えるCUIなメーラーを選ぶか、逆にメーラーを選ばずに使えるIMAP4サーバを動かすか、だ(実際はIMAPを使う時点でかなりメーラーを選んでしまうことになるのだが)。まぁ、どう控え目に見ても、IMAPの方がカッコイイじゃんねぇ(笑)。つーわけで、壮大(どこがだ)ながらその夢を見ることにしよう。KondaraのCD-ROMにはちゃんとimap4
のパッケージが入ってるし、導入自体はまぁ、簡単にできるだろう。きっと設定で苦労すると思うけどね。ISPからメールをとって来てIMAP
サーバから見える形に保存する方法なんてぜんぜんわからないし。
IMAP4対応のメーラーも選んでおかないといけない。筆頭は大好きなRubyで書かれたSGmail。最近Ruby/GTKに移植されたようだし、きっといい感じになってるだろう。それから忘れちゃいけない、Netscape Messenger。それからMuttもIMAP対応なんだっけ? Windows環境だとWinbiffなんかが有名ですな。以前使ってたからライセンス持ってるぞ(笑)。ま、おいおい選んで行きましょう。IMAP使うと、メーラーの乗り換えコストがかからないというのも良い点だし。
なにはともあれまず調査。