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ただのにっき

2010-07-10(土) [長年日記]

ホテルオークラ東京の死ぬほどうまいフレンチトースト

ホテルでちょっといいスイーツを食べる企画第3弾。今回は厳密にはスイーツではないけど、まぁ近いでしょう。ホテルオークラのフレンチトースト

要予約なのはパンを丸1日浸け込む時間が必要だからで、とは言っても週末の前日にのんびり電話したらたいてい満席お断りという人気メニュー(先週行こうとしたけど返り討ちにあったのであった。今日はリベンジ)。今日はティータイムに行き、2ピースをオーダー。

席についてから15分ほど待たされる。その間、オーブンでじっくり焼いているはず。ちなみにそれだけ食べるわけにもいかないので、当然お茶とか頼むわけだけど、紅茶が1500円前後するホテル価格なのでそこそこの覚悟が必要。もちろんいい葉を使ってるけど、なんであんな値段になるのか不思議だよなー。

それはさておき、待ちかねた頃にうやうやしく登場する、黄金色の直方体2本。バターのいい香りに、それだけで気を失いそうになる。

じっくり漬け込んだフレンチトーストというと、中までジューシーでずっしり重く、べったりしたものを想像しがちだが、ナイフを入れるとサクっと入る。マシュマロより軽い手ごたえ。表面が少しカリっとしていて、中はふんわり。だからといって、味が染みこんでいないわけではない、むしろ全体にしっかりと味がついている。なんとも不思議な食感だ。

口に含めば、高級なバターの香りがいっぱいに広がって、舌の上でパンがとろける。うまい。死ぬ。バクバク食いつきたくなる衝動を抑えるのに苦労する。

なんにせよ、「丸1日浸け込んだフレンチトースト」から想像されるシロモノは忘れたほうがいい。見た目はボリュームがあるし、実際かなりの分量だけど、ふわっとしていてスルスル食べられてしまうので、おかわりが欲しいくらい。「こんなに食べられないかも。残したら食べてね」と言っていたかみさんも、あっというまにペロリと平らげた(ので、残りを食べる気満々だったおれはガッカリです)。

うーん、これはまた食べたい。できれば毎朝食べたい。

Tags: sweets