ただのにっき
2009-11-23(月) [長年日記]
■ 『イングロリアス・バスターズ』を観てきた
タランティーノ好きのかみさんの要望で、『イングロリアス・バスターズ』を観てきた。映画ひさしぶり。公式サイトは例によってクソみたいな作りなのでリンクしない。映画公式サイトを全面Flashで作る文化なんて滅べばいいのに(いきなり脱線)。
いやもう、のっけから人が死にまくるわ、血がドバドバ飛び散るわで、グロいのなんの、最高です。そのくせエロは皆無、お涙頂戴もない。日本でヒットさせる気ないだろ……。というか、タランティーノの胸ぐら掴んで「お前には進歩という概念がないのか」と問い詰めたくなるほど、徹頭徹尾タランティーノですた。あー、面白かった。
第二次大戦中、ドイツ占領下のフランスで、ある映画館にナチを集めて殲滅する作戦に関わる人々を描く……と、まとめるとこんな感じだけど、並行して進む話は最後まで交わらないし、基本的になんの救いもないストーリーなので、深く考えてはいけない。意味深なカットがいくつもあって、3時間近い大作だけど、どう考えても無駄なシーンもたくさんあるから、これも考えない方がいいと思う。ようするに頭空っぽにして楽しめばよい。
それにしても、ナチが出てくる映画って、やっぱりナチ役の人が一番いい味出すんだよなぁ。クリストフ・ヴァルツが実にいい。まぁブラピの役柄も面白かったけど。あと、メラニー・ロランがきれいだったー。