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ただのにっき

2009-03-04(水) [長年日記]

RIDEBACK(ライドバック) 10 (IKKI COMIX)(カサハラ テツロー)

なんだか今日はマンガの日だなぁ。ゲームもしてない。

『RIDEBACK』もこれで最終巻。個人主義の巻き込まれ型の主人公が、しだいに世界規模の紛争に翻弄され……という話が、安直な世界系に発散することなく、きちんと個人的な着地を決めるという締め方はいいよね。あとがきを読んでいて、編集者と良好な関係のもとで描かれたのかな、と思った。

あんまり売れない気はするが(アニメの方はどうなんですかね、あんまり評判聞かないけど)、おれの中では名作。

ベントラーベントラー(1) (アフタヌーンKC)(野村 亮馬)

アフタヌーンで連載中の、オールドファッションドSF。ギャグだけど、「ぎゃはは」じゃなくて「くすくす」系。はっきりいって大好物だぜ。

つーかさ、すみちゃんがいいよね(←メガネならなんでもええのかと)。

鉄腕バーディー EVOLUTION 1 (ビッグコミックス)(ゆうき まさみ)

掲載誌変更を「3年の経過」で表現するのはうまい手だと思ったけど、流れ的にはあんまり変化がないので、安心できる一方で驚きも少ないな。まぁ、ちゃんと続いてくれてよかった。引き続き読む。

ここまでSF。

バクマン。 2 (ジャンプコミックス)(小畑 健)

『バクマン』の面白さは、『ガラスの仮面』の面白さに通じる気がする。それも『ガラスの仮面(理系版)』……というか、亜弓を主人公にした『ガラスの仮面』というか。

劇中劇が面白いというのがまず共通なんだけど(「バクマン」の描き方はかなりあっさりだけど)、それを作り手の側から描いているのも同じ。天才 vs 秀才という構図も同じ。ただ、「がらかめ」が天才サイドから見た物語であるのに対して、「バクマン」は秀才サイドからというのが違う。

「がらかめ」がその「解説パート」を主人公以外の人物に頼らざるを得ないのに対して、「バクマン」は作り手本人が理解しながら語ってくれるので、そりゃぁ迫力が出るよな。まさに少年誌向きだ。