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ただのにっき

2003-09-20(土) [長年日記]

品川飲み

ふと気がつくと、右手に山形浩生さん、左手に増井俊之さんという状況なのであった。夢ですか、これは。

品川飲み(2)

これだけではアレなので、少し追記しておこう。例によって人数が多すぎて、誰がだかさっぱり状態というのは前回同様だったわけで、もう、挨拶もできなかった人が多くて申し訳ないやら、もったいないやら。ishinaoさんやnaokoさんもいらしたのにね。

ともあれ、現在最高にリスペクトしている研究者である増井さんにお会いできたのが、今回最大の収穫である。Visorの裏面にサインもしてもらったし(笑)。

最近の増井さんが公表しているものが、タイムスタンプと位置情報にこだわっていることは、月アスやユニマガの連載からぼんやりとわかっていたつもりなのだが、実際にモノを見せてもらうとなかなか衝撃的であった。

基本的に、場所と時刻がわかれば、たいていの事物は特定できる。「なに」という情報を生み出した時、それが「いつ」「どこで」生まれたのかを記録しておけば、関連する情報を見つけたり、整理したりするときにとても役立つ。それがGPS携帯と連動するIMだったり、Palmと連動するWiki(それも文書IDが自動的に時刻になるもの)だったりするのだ。

公開情報としてこういうものを置いておくとプライバシーのからみでいろいろ面倒になりそうだが、パーソナルな記録ツールとしては史上最強だと思ったね。もちろん、使い勝手とかにはまだまだ改良の余地はありそうだけど、「いつ」「どこで」「なにを」を手軽に意識することなく記録できる環境を持ち歩くってことは、これぞまさしく「脳の拡張」だ。

というわけで、インスパイアされまくった一夜であった。なんか妄想が膨らむなー。でも、「TUNGSTEN 7万円」は高すぎますよ、増井さん。ぐぅ。

品川飲み(3)

でも、パラボラ趣味に関しては、ほとんど誰も理解してくれなかったのであった……。