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ただのにっき

2002-04-05(金) 7909歩 [長年日記]

tDiary: テーマ

予告通りクローバーに戻し。

テーマというのは、もちろんそのまま使ってもいいわけだけど、気に入らない部分を改造して使うのはしごく自然なことだと思う。現在80個を越えるテーマが登録されているけど、たとえそれが100個、1000個になったところで、必ず自分好みのテーマがあるという保証はないわけで。例えば「キムチ」だとか「火の鳥」だとか「靴下」(←?)だとか言われている昨日のこたつだって、オレンジ色の部分(#f50)を白(#fff)に変更するだけで、モノトーンのすっきり渋い系テーマに変身するのだから(たぶん)、ちょっとした改造はたいした手間でもテクでもない。

もちろん、改善や新作はどんどん取り込んで行きたいので、そういうのは抱え込まないでオープンにして欲しいのだけれども。

ところで「なまぐさ」じゃなくて「ものぐさ」だと思うんですが(笑)。

tDiary: 写メール連携

a.kが携帯をA3012CAにしたので、daiさんが以前作っていた写メール機能をいじってみることにした。って、auだから写メールじゃないんだけど(笑)。まぁ、メールを送ってもらうと別に変わったところのない、単なる画像添付メールだったので、このまま汎用的な絵日記機能にできるだろう。

daiさんの改造に加えて、イメージファイルの置き場所をコマンドラインオプションで指定できるように改造。あと、.forward内で実行するとファイルがApacheから見えないのでumaskを設定するようにした。1.4.1は今夜リリース予定だけど、ツッコんじゃえ(笑)。

なお、tDiary.Netでこの機能が使えるのは、tDiary.Netにメールアカウントを持ってる人、つまりS.P.C.のメンバーだけである。あしからず。もっとも、自分でメールアカウントを準備できて、posttdiary.rbを実行できる環境があれば誰でも使えるけど、そういう人はtDiaryも自前で入れてるだろうしなぁ。

postfix: recipient_delimiter

こんなことばっかり書いてるからtDiary日記にしろなんて言われるのだな。というわけで、Linuxな話に持っていこう。Linuxに限った話ではないけど。

上の「写メール連携」を実現するposttdiary.rbは、MDAからメールを受けとって、それをHTTPで日記に投稿する仕組みで動いている。日記の更新にはユーザIDとパスワードが必要なので、posttdiary.rbにそれらを渡す必要があるのだけれど、それをメールのFrom:で表現できるようになっている。「ユーザ名-パスワード@tdiary.net」みたいに、「-」でIDとパスワードをつなげたアドレスに送ることで、それを利用するのだ。

このおかげでposttdiary.rbのオプションにパスワードを書く必要がなくなるので、あとはMTAやMDAの設定にパスワードを書かずに済ませられればパスワードの漏洩が防げる(正確にはメールログに残ってしまうんだけど)。で、これを実現しているのがpostfixの「recipient_delimiter」だ。

実はこれ、以前はqmailで~/.qmail-hogeなんてファイルを作っておくと個人でにアドレスを増やせる仕組みを考慮して作った仕組みなんだけど、postfixでrecipient_delimiterに「-」を指定してもできる。これがあると~/.forward-hoge」なんてファイルを用意することで、自分のアカウントに「-hoge」を付けたアドレスを拡張できるわけだ。

さらにpostfixでは、.forward-hogeファイルがなかった場合は.forwardを見るので、ファイル名にパスワードを書く必要もない。そんなわけで、tDiary.Netでこれが使えるのはメールアカウントを持っている人に限られてしまうわけなのだが。/etc/aliasesあたりで(パスワードを書かずに)これを実現する方法はないものかなぁ。

てす、てす。

tDiary 1.4.1

リリース。修正点は以下のとおり。

  • ツッコミメールの日付不正を修正
  • コールバック系プラグインの定義方法にブロック渡しを追加
  • テーマをいくつか追加、修正
  • プラグイン追加多数
  • などなど。詳しくはChangeLog参照

 ついで(?)に、tDiary.Netのβテストを終了しました〜。今日から正式運用でーす。つーか、ずいぶん前から正式運用レベルだったけどさ。