ただのにっき
2000-07-13(木) [長年日記]
■ SONY
SONYのPalm機、やっと正式発表になりましたな。7月発売なんてうわさがあったけど、ガセだったのねん。結局9月発売か。PC Expoでモックアップが公開された時からデザインがイマイチという声が多かったように、SONYにしては面白くないデザイン。まぁ、SONY信者は無批判に買うのだろう:-P おれは基本的にアンチSONYな人間だけど、それを抜きにしてもこのPalm互換機には許し難い仕様がある。ジョグダイヤルだ。なんで左側にしかついていないのかっ。左利きの人間が左手にペンを持ったら、ジョグダイヤルを操作できないではないか。そりゃ日本では、まだまだ左利きは少数派だ。でも、世界的には無視してよいほど少数派ではない。その証拠に、あのWindowsですら、マウスボタンの左右を入れ替える設定ができる。
実は、記者発表会でジョグダイヤルを右に付けないのかという質問をした人がいたというインサイダー情報を得ているのだけど、きっぱりと否定されたそうである。世界のSONYがそんなことでいいわけ? そういえば、SONYがかつて作っていたPDA「PalmTop」でも、左利きの人間が入力した文字をぜんぜんまともに認識しないという問題があった(数人の左利きに試させたけど、ぜんぜん使えなかった)。もともとPalmって機械は、ハードもソフトもそれほど利き腕に依存しない構造になっている。電源のON/OFFもペンの出し入れも、それほど不自由なくどちらの手でも行えるのだ。それが、日本人の手にかかるだけでこのざまだ。情けない。国産PDAの雄であるザウルスは、そもそもその形からして左利きを拒絶している(右手で持つスペースがない)。マイノリティに対する思慮のなさは、単一民族である日本人の基本的な性質なのかも知れん。悲しいことだ。
そういえば結婚したとき知人にもらった我が家のSONYのTVがそろそろ寿命。叩かないときれいに映らなくなってしまった(叩くなよ)。買い換えようと思ってるけど、少なくともSONYだけは除外である。ま、とーぜんの仕返しだ(笑)。
余談。このSONY製Palm、型番からPEGという愛称で呼ばれることは必至。カラー機の型番を500にしたのは、将来505というのを出してマニアの心をくすぐるつもりだからだろう(笑)。それにしてもこのサイト、テキストブラウザまでをも拒絶している。ったく、ホントにカッコだけだなぁ、この会社。