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ただのにっき


2016-08-10(水) [長年日記]

王ヶ頭ホテルへ(1) : 夏休み5日目

この夏の旅行は(例によって猫がいるので)一泊で美ヶ原高原の王ヶ頭ホテルにした。春ごろかみさんが知人たちと行ってよかったというので、また行こうということになったのだ。

諏訪大社の小さなこま犬

夏休み中ということで圏央道~中央道の合流を起点とする渋滞はあったもののそこそこの混み具合で、そのまま諏訪まで行って諏訪大社の上社本宮へ立ち寄る。ここへ来たのは2度目かな? 諏訪大社のこま犬は基本的にぜんぶ同じデザインなのだけど、ここには小さいのがいて、数ある兄弟のなかでこれがいちばん良い。大型のは立派だけどどれも大味でねぇ。

ちょうど昼になったので参道わきの店で蕎麦を食べてから、ビーナスライン経由で美ヶ原高原へ向かう。途中、武石という集落で、棒状に剪定された植木がストーンヘンジのように立ち並ぶすごい植木屋をみかけて「なんだあれは」とか言ってたら、そこから道沿いにある家々の植木がみんなそのデザインで剪定されてんの。なんかアートっぽいものかと思ったけど、あれしかできないんだなぁ、きっと……そして他に植木屋がないから近隣の木々がすべて同じデザインなるという(笑)。

美ヶ原高原自然保護センター

この季節は交通規制があるので、美ヶ原美術館のある側ではなく、自然保護センターのある方に車を置く。ここから送迎バスでホテルまで行くのだが、歩いても30分程度と聞いていたので靴を履き替えて歩くことにした。ちょっとしたハイキング。

P8118643

日ごろから運動不足の都会人にはわりと厳しめの登山道をのぼっていくと、多数の電波塔に囲まれるようにして王ヶ頭ホテルが建っている*1。標高2000m以上にあって通年営業している唯一のホテル、らしい。そんなところにあるからレベルが低いかというとぜんぜんそんなことなくて、ホテルと名乗るに十分な快適性を備えている。

王ヶ頭からみる夕陽

夕飯をはじめようかというタイミングで「いまなら夕焼けが見られる」と言われ、そのまま席を立ち、靴を履いて200mほど離れた王ヶ頭へ。写真ではいい感じっぽいけどこれはカメラのマジックで(笑)、じっさいは雲が多くてあまりきれいな夕焼けにはならなかった。今夜もこんな感じだとちょっと残念だが……。

王ヶ頭ホテルの夕食

食事は和食で、かみさんは「蕎麦づくしでもリンゴづくしでもない」と言って喜んでいた。たしかに信州で泊まるとそういう食事になる傾向あるもんなぁ。どれも手が込んでいて美味しかった。こんな人里離れたところで食べられるもんじゃないよこれ。

で、食事を終えてしばらくすると、ホテル保有のバスにのって周辺にある牧場の管理用道路を下り、星見会。……なのだけど、けっきょく夜になっても雲が晴れず、合間から「あれが夏の大三角形です」みたいな都会でも見えそうな星がちらちら覗く程度だった。こればっかりはしょうがない。

Tags: travel

*1 パラボラ好きとしては嬉しいところでもあるんだけど、どのアンテナもカバーがかかっていてしかも口径が小さいのでイマイチである。


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