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ただのにっき


2015-12-12(土) [長年日記]

RubyKaigi 2015(2日目)

会場は築地市場のすぐそばなのでみなさん寿司などを食べに行っているのを横目に、今日も通セット。昨年のチャンプが出遅れてるので単独首位ですよ。一日天下だろうけど。

[写真]今日もランチはグラコロ通セット

さて昨日に続いてRubyKaigiへ。そういえば、開催直前になって今年のRubyKaigiプラグインがcommitされたので、→のサイドバーに差し込んである。

今日は朝早いので、rubyistたちの集まりは悪いが、がちゃぴん先生のありがたいお話なのでちゃんと聴く。最初、このままLinuxの話で終わるんじゃないかと心配してたけど、ちゃんと後半はRubyの話になってよかった。年季を積んだ開発者は勘でデバッグしてしまって知識が伝わらない(暗黙知にとどまってしまうという意味だろう)、だからLinuxには(形式知にするための)トレーサやプロファイラのようなデバッグ用のツールが充実しているのだ、という指摘には唸る。これぞエンジニアリングだなぁ。

今日は知り合いの講演は(きっといつか直接聴けるので)あえて避けて、知らない人の話を聴く。RubyKaigiは日→英の同時通訳はあっても逆のない、正味の国際カンファレンスになってしまったので日本人にはいろいろつらいが、これがグローバルスタンダードなのでがんばろう。いろんなデバイスをRubyからコントロールする話、DDR用の足で踏むマット型コントローラでドローンを操縦していてやばかった(聴衆にむかって一直線という意味で)。RubyMotion、あいかわらずMac専用なので聴くだけだったが、iOSとAndroidでコードの共通化が進んでいてすばらしいね。Rustの話は聞きそびれたが(←面白かったらしい)、Goの話は「そんなに苦労してまで使いたくないなぁ……」というのが実感。

mrubyはあまり近づかないようにしていたんだけど、組込みだけじゃなくて普通のデスクトップやサーバでポータブルなバイナリ生成ツールとして使われつつあるのは興味深かった。各種プラットフォームでのテスト用にDocker環境も含めて提供されているのが現代的で面白い。こんどCLIなツールを書くことがあったら使ってみようか。

LTを経て、別会場のオフィシャルパーティへ。てか「懇親会」って言わんのか。さすが国際カンファレンスや。朝・昼と小麦粉ばっかり食べてるのでタンパク質をメインに食しつつ、流れてくる知ってる人・知らない人と会話する。けっこういろんな人たちと話できた気がする。tachikoma.ioの中の人(たぶん)に「たださんが一番ちゃんとtachikoma.ioを使ってくれてるんですよ」と言われてびっくりした*1。今後は「僕が一番、ガンダムtachikoma.ioをうまく使えるんだ」って言うことにしよう。あと、LTでRailsの国際化の話をした学生さんに「就職するならデータをいっぱい持ってる会社じゃなきゃダメだよ」って言った記憶もある。

明日で最終日か。あっという間だ。

Tags: rubykaigi

*1 tachikoma.ioからのPRがきたら、アプリの場合はマージして、ライブラリの場合はPRを閉じる、という運用をしているということだそうだ。そんなの当たり前だろうと思ってたよ。


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