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ただのにっき


2012-02-09(木) [長年日記]

猫の引っかき傷を湿潤療法で治したら跡が残らなくなった

※いちおう経過観察の写真を残してあるけど軽くテロっぽいので割愛。かわりにかわいいドーラの写真を置いておきますね。

[写真]紙袋の中にひそむドーラ

グスタフもドーラもすっかり成猫になったとはいえ、遊びに夢中になって理性が吹っ飛ぶと爪が出てしまうのはしかたがないわけで(特にグスタフがそのタイプ)、いまだに引っかき傷が絶えない。どういうわけか猫の引っかき傷だけ治りが悪くて、1日もすると傷の周囲が赤く腫れてやや化膿ぎみになるばかりか、かなりひどい跡になる。同じ環境にいるかみさんはそんなことないので体質の違いなんだろうなぁ。

その手の病気についてはいくつかアドバイスをもらっていて、最初は猫ひっかき病じゃないかと言われたんだけど、ちょっと症状が違う。むしろ最近知ったパスツレラ症の軽度なヤツという感じ。いずれにしても痛みはほとんどないので、跡にさえならなければ特に困らないのだよなぁ。

ということで、試しに湿潤療法をやってみることにした。といってもラップを巻くのはなんというかあからさまに民間療法っぽくなってしまってイヤなので(笑)、素直にバンドエイドのキズパワーパッドを買ってきたのであった。

まずは、すでにかさぶたのできていた深めの爪あとに適用。マニュアルには1日以上おいた傷には使うなと書いてあるけど、理屈の上ではかさぶたさえなければ貼ってもいいはずである。風呂に入ったらかさぶたがふやけて剥がれてしまったので、これ幸い(?)と貼ってみたのだった。あとは数日そのままにしておくと、白い部分が大きくなってはみ出そうになったので貼替えるということを繰り返していたら、1週間くらいで傷がふさがった。1週間でもこれまでよりずいぶん早いし、おまけに傷跡が盛り上がることもなく、ちょっと赤っぽい新しい皮膚がフラットに生成されている。これは好感触。

そのあとすぐに、今度は長さ数cmの真一文字の引っかき傷ができたので、こんどはすぐにきれいに洗ってから適用してみた。ちなみにキズパワーパッドは中央部分だけ大きくてまるでその部分しか薬効成分(?)がないような形状だが、全体が同じ素材なので細長い傷に沿って貼ればよい。

こちらの傷は浅いこともあって5日くらい貼りっぱなしでも白い部分がはみ出ることもなく*1、はがしてみたらピンク色の新しい皮膚が細い線状にあるだけでほとんど跡らしい跡にはならなかった。湿潤療法すばらしいじゃないの。

少なくともおれの猫傷には完全にマッチする治療法だとわかった。Amazonでも買えるとわかったので、常備しておこう。

https://www.amazon.co.jp/dp/B000FQNKKQ

*1 ただ、腕の上に白くて細長いものが乗っているのは、なんだか軟体動物的なものが這ってるみたいで見た目は相当キモい。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]
ToshiOkada (2012-02-10(金) 14:40)

たださん,ヒョッとして乾燥肌の体質ってことはありませんか?。
ネコの爪には,まだ正体不明で抗生剤も効かないバクテリアなどが存在すると言われていますから,あまり湿潤法って(菌の繁殖を促すことにもなるので)薦められる方法ではないのですが,乾燥肌の体質で皮膚が角化しやすく,いわばアカギレのようになりやすい場合,おそらくそういった結果になるのかなぁ?,と,ちょっと思いました。
ってことで,衛生管理にはお気を付けて (^^;

ただただし (2012-02-10(金) 18:53)

いや、よっぽどの水仕事でもしないかぎりハンドクリームもいらないくらいなので乾燥肌ってことはないですね。

もちろんキズパワーパッドを貼る前には水と石鹸でよく傷口を洗いますし、5日以上貼りっぱなしにはしないようにして、毎日傷口のようすはよく観察しているので(キズパワーパッドは半透明なので状況はだいたいわかる)、危険な徴候を見逃すことはないと思います。湿潤療法がはらむ危険性はわかってるつもり。

だいたい、キズパワーパッドを貼らないときの方がよっぽど「何か得体の知れないものに感染してる」という状況なので、はるかにマシです(笑)。


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