トップ «前日 最新 翌日» 編集
RSS feed

ただのにっき


2010-07-01(木) [長年日記]

家なき鳥、星をこえる プラネテス(幸村 誠/常盤 陽)

2年半も前の本を発掘してしまった……。

宇宙SFコミックの金字塔、「プラネテス」の外伝というかスピンアウト小説。商業ベースにのると二次創作とは言わない。のかな? 主人公は原作ではテロリストとしてちょい役で登場するハキムで、彼の軍人時代を描くのがメイン。

原作との交点はラストのほんの数十ページにすぎないので基本的に独立して読めるし、それでいて原作では描かれなかったハキムの人格形成過程が詳細に描かれているので、読後に原作を読み返すとさらに深みが増すという。実にうまいなぁ。

「原作好きな人にはちょっと……」みたいな感想を見かけたけど、そうは思えない。プロット的には「不幸なハチマキ」の物語のようで、ちゃんと原作と呼応するようになっているし、雰囲気だってよく似ている。原作ファンも読んで損はないと思うなー。

作者の常盤さんは彼の編集者時代にカブつながりで少し接触があったりしたのでがんばって欲しいなーと思っていたんだけど(だったら早く読めよって話ですね)、この本以降、単行本が出てないんだなぁ。ブログも2008年で更新止まってるし。

プラネテス(1) (モーニング KC)
幸村 誠
講談社
¥ 699

Tags: book

トップ «前日 最新 翌日» 編集
RSS feed