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ただのにっき


2009-06-21(日) [長年日記]

レインボーズ・エンド上 (創元SF文庫)(ヴァーナー・ヴィンジ)

『アッチェレランド』の次に手に取ったのがヴィンジというのは意味深なようだが、未読山脈の一番上に乗ってただけである。

というか、そもそも<シンギュラリティ>を正面切って扱っているわけでもないし。あと少しで<シンギュラリティ>な未来が見えてきそうな時代が舞台ではあるけど。ウエラブル・コンピュータやユビキタスネットワークが極限まで進んだような近未来で、こういうのを描かせたらヴィンジはすごく上手い。

ただ、こういう「文明」はすごくリアリティがあってすごくよくわかるんだけど、「文化」についてはなんだかよくわからないんだよね。登場人物たちの行動の動機が見えにくくて、同時代人になった気分で読み進めることができない。

もっとも、アルツハイマーから復帰した老人たちが、古い技術と最新技術を組み合わせて活躍するのは痛快で、そういうところは面白い。ラストのほんわかした雰囲気もいい。佳作。未解決の伏線とかもあるので、続編が出そうな気もするけど、どうだろう?

Tags: book
本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]
ma2 (2009-06-22(月) 17:57)

これはジジイSFの傑作ですよ。我々の世代のSFということで。
ミリとか,もう娘の顔がだぶって見えます @:)

ただただし (2009-06-22(月) 18:34)

そうか、やっぱりそういう読み方をするんだw

arton (2009-06-22(月) 19:30)

ってことはおれも読もう。

tokoya (2009-06-24(水) 08:09)

そうなのか。読んでみなくては。


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