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ただのにっき


2009-01-06(火) [長年日記]

プロバビリティ・サン (ハヤカワ文庫SF)(ナンシー・クレス/Nancy Kress/金子 司)

プロバビリティ・ムーンの続編。じわじわ面白くなってきた。特に終盤、初心者置いてけぼりのSF大暴走は痛快。こんなに話を大きくしちゃって、最終巻は大丈夫かよ、と心配になるくらい。

「天才物理学者」トムの描写がいいね。小説に登場する「天才」は始終奇矯な言動を取ることが多いけど、本当の天才って違うと思うんだよな。トムのように、普段は普通でいいパパだったりするけど(とは言ってもガチガチのモヒカンなんだけど)、いったん天才モードに入るとすごい集中力を発揮する、スイッチの切り替わり方が激しい人が、いかにも天才っぽい感じがする。

そんなトムをはじめとする、目的のために手段を選ばないタイプの人間が複数、それぞれの思惑を抱えて行動するという、小説としてもなかなか優れた作品だと思った。まぁ、ストーリーは相変わらずあんまり進んでないんだけどね。そういうスピード感に期待する作家じゃないんだろう。とりあえず次が楽しみ。

プロバビリティ・ムーン (ハヤカワ文庫 SF ク 13-1)
ナンシー・クレス/Stephan Martiniere/金子 司
早川書房
¥ 929

プロバビリティ・サン (ハヤカワ文庫SF)
ナンシー・クレス/Nancy Kress/金子 司
早川書房
(no price)

プロバビリティ・スペース (ハヤカワ文庫SF)
ナンシー・クレス/Stephan Martiniere/金子 司
早川書房
(no price)

Tags: book

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