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ただのにっき


2007-05-23(水) [長年日記]

FIASKO‐大失敗 (スタニスワフ・レムコレクション)(スタニスワフ レム/Stanislaw Lem/久山 宏一)

歯ごたえがありすぎて、読むのに一ヶ月近くかかってしまった。

「コンタクト三部作」*1に続く四作目か!? と思わせるストーリーで、それだけで期待してしまうのだが、にもかかわらずちょびっとコンタクトに成功するかのような方向に向かい、でもやっぱり「大失敗」するという。さすがレム、最後の小説でも期待を裏切らないぜ。

とまぁ、ストーリなんて説明するだけムダなのだ。ひらすら暗くて、エンターテイメント性を徹底的に排除しているくせに、面白くてしかたがない。圧倒的に良質の読書をしたという深い満足と、上っ面だけしか理解できなかった不満が同居する、複雑な読後感。あぁ、これぞレム。

Tags: book

*1 「エデン」「ソラリス」「砂漠の惑星」


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